2009年夏の初陣にて、わたしは、過去100年以上にわたって続いてきた官僚中央集権国家を変えられるのは国民ひとり一人の意思と行動だけ。だから、国民による政権交代で『ともに生きる日本』を実現しようと呼びかけました。 それからまもなく4年。巨額の財政赤字と世界最速のスピードですすむ少子高齢化の課題のなかで、わたしたちは、2011年3月11日東日本大震災と原発事故に直面する一方、グローバル競争の波にさらされることになりました。

 そのような大変革が求められる時代、わたしは、真の意味で、民権の国づくりが必要であると考えます。国民ひとり一人が自らの意思でこれからの社会づくりに参加して決める、これが原点です。 2年前、寄付税制を拡充する税制改正と改正NPO法の成立に取りくみ、国民が税金の使い道を決める「新しい公共」の第一歩をスタートさせました。官が独占してきた「公」に国民が関わり決定するしくみとなる世界でも画期的な一歩です。国民と行政のありようが変わります。本当の意味での、統治機構改革、国民主導が可能になります。わたしは改革をあきらめません。

 めざすのは、 すべての人が活躍する〝つよい社会″であり、四季の美しい自然と価値観に育まれた〝環境立国″としてアジアや世界をリードする日本です。 とくに、若者や社会的に弱い人に光をあて、寛容で、国民ひとり一人が役割を与えあい支えあう、幸せを実感できる安心の社会をめざしていきます。

 一方、グローバル化がすすむ時代だからこそ、日本とは何か、日本人とは何か、その原点をもう一度見つめ直す時期に来ているのではないでしょうか。排外的なナショナリズムにむかうのではなく、我が国の伝統や文化を外へ開いていくために。 日本は、海に囲まれた海洋国家として、他国の多様な価値観を認めあう開かれた国益を追求していきます。平和国家の理念の下、東アジア共同体をつくりあげていくことが日本ならび世界の人々の未来へ大きく寄与するものと信じています。

 未来は、つねに、わたしたちの手によって拓かれ、わたしたちの意志によって創られていくものです。すべての若者が未来に自信を持ち、優しさに満ちる国へ。高齢者が心から安心できる国へ。

 そのための道標をお示しし、みなさまともに前進してまいります。

 2013年 春