【VOL.31】【2011年を振りかえって】

万里の風 【VOL.31】 ——————————————————————————– 今年の3月11日。日本は、人類未曾有の大震災と原子力災害に見舞われました。あらためて、犠牲になられた多くの方々のご冥福を祈るとともに被災者の皆さまに心からお見舞い申し上げます。多くの被災地に足を運び、なんとしてもこの難局を乗り越えなければならない、その強い思いが、私のこの一年の原動力でした。 ——————————————————————————– ―持続可能なエネルギー元年に― ——————————————————————————– 後世から振り返って、2011年は新しい日本が創られ始めた年になるでしょう。そのひとつが、暮らしや産業の「血液」であるエネルギーのありかたです。 震災後も余震が続くなか、多くの国民の不安の声を受け、私は、4月27日の経済産業委員会の質問において浜岡原子力発電所の停止を政府に強く求め、5月6日には政府が中部電力へ停止要請するに至りました。さらに、福島第一原子力発電所周辺をはじめ各原発や代替エネルギー施設、もんじゅや六ヶ所の核燃サイクル施設の実状調査とともに現場の聞き取りを重ね、エネルギー政策を見直さなければ日本には未来がないという確信を一段と強めるようになりました。 だからこそ、私は、この一年、自然エネルギーを日本の未来の中核的なエネルギーにするという信念のもと全力で取りくみ、8月には経済産業委員会理事として、その第一歩となる「再生可能エネルギー促進法」を成立させることができました。来年7月の法施行にむけて普及環境を最大限整えるため、党再生可能エネルギー小委員会において急ピッチで提言作業をすすめています。省エネルギーとあわせて、グリーン経済の原動力となるよう、地域の個性と創造性を活かした展開が重要です。 ——————————————————————————– ―「幸せ」の価値を原点に― ——————————————————————————– もうひとつの芽生えは、千年に一度といわれる大震災に直面し、自然や家族、地域社会の絆を壊してきた現代文明を多くの人が振りかえったことです。本当の「豊かさ」って何だろう、これまでとは違う「安心」の生き方の模索が具体的に始まりました。伝統的な価値観や文化、自然や家族やコミュニティとつながる暮らし、他者との結びつきを大切にする社会への共感です。 延べ約90万人の災害ボランティアが被災地に入り、また私も独自支援として子どもたちに学用品を送るプロジェクトや太陽光システムを小学校に設置するプロジェクトを呼びかけ、多くの方から心を寄せていただきました。あらためて感謝を申しあげます。災害復興だけでなく、「幸せ」の価値を原点にした成熟社会の芽生えを支えていく新しい寄附税制やNPO法改正(「新しい公共」政策)や少子高齢化時代の社会制度の役割が一層大切になります。 ——————————————————————————– ―新しい年に向けて― ——————————————————————————– まもなく2012年を迎えます。 まず第一に、日本経済の再生です。EUの経済危機が、我が国そしてアジアに波及しないよう、日本が力強いリーダーシップを発揮して先手を打たなければなりません。 次に、社会保障と税です。なかでも国民の信頼回復のために年金一元化を含めた年金制度の全体的な構造改革を断固実行することが必要です。若者が未来に向けて自信に満ち、高齢者がこれからの日本社会に安心できる国づくりのために。 そして、三つ目に今まで以上の行政改革・政治改革です。 とくに、国会議員定数削減については、政府がやらないのであれば、一期生有志と議員立法でやる作業を具体的に進めています。身を切る改革なしに増税なし。皆さんの後押しをよろしくお願いします。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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