戦後70年の夏

8.15+

8月15日。すべての戦没者への追悼とともに、親族と、シベリアで獄死した大伯父のボロボロの手紙に書かれた文字を読みながら当時の上海や旧満州に思いをいたす日になりました。大切な人と心静かに今日を過ごせることに感謝の気持ちでいっぱいです。

昨日、戦後70年談話が出されました。国会で安保法制が議論されるなか、歴史の節目に際して、なぜ日本が過去に軍事ファシズムに走り、これから何を教訓とするのか、総理自身の考えをお聞きしたかったと思います。

一方、日本が、戦後、国際社会に復帰したことについて感謝の気持ちを表したことを私は印象深く受け止めました。関係各国の寛容の心と和解という言葉が初めて使われましたが、つねに謙虚に過去を省み、私たちはその気持ちに恥じない未来を志向していかねばならないと思います。

そのキーになるのが近隣国の人びととの「和解」にあると思います。国家間だけでなく、その国に暮らす人間どうしの和解があってはじめて地域の平和が育まれます。敗戦後のドイツでも、アパルトヘイト後の南アフリカでも、和解のプロセスにおいて加害責任者の処罰を自ら行い、ホロコースト等を正当化する発言や表現を規制する法律を国内にもうけて徹底的に裁いてきたことが、被害側の憎しみの連鎖を防いできました。我が国は法治国家としてまだこうした枠組みがありません。それと、東アジアの戦後史ふくむ教育です。

日本は周辺諸国との国際法上の解決は済んだものの、国民どうしが隣人という視点を持ち未来を志向していけるかが重要になってくると思います。将来的にいずれ、中国が民主化したり、朝鮮半島が統一にむかい、人々の自由な意思が示されたとき、日本はじめ東アジアがともに平和であるために歴史の教訓を胸に刻みたいと思う70年目でした。

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